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2019年12月23日 12時01分37秒 更新

『親なきあとを考えるシンポジウム』参加報告

12月7日、別府市役所で「親なきあとについて考えるシンポジウム」が開かれました。別府市障がい者自立支援協議会の当事者部会と地域生活支援部会の主催で行われたもので、当事者部会の障がいのある人と家族、地域生活部会の相談支援専門員等がそれぞれの立場から問題提起を行い、徳田共同代表が講演を行いました。

親の立場からは以下のようなお話がありました。

「親なきあとが心配なのは、親が亡くなった後、子どもが人間として尊厳を持ってくれしていけるか不安があるから。意思疎通ができないと決めつけられて軽視されないか」
「ある母親から(障がいのあるこの子は)他の子が1日でできることを10年でできるようになる、すばらしい子だという話を聞き共感した」
「別府では福祉の現場で働いている障がい者がたくさんいるが、一方で働く場がない重度の障がい者も多い。親身になってくれる人がいないと暮らせないひともたくさんいる。どんなに障がいが重くても地域社会の一員として認めてほしい」
「最近グループホームで暮らすようになったが、元気で楽しんでいる。しかしグループホームが少ない」
「制度はあるが、申請しないと受給できない。手続きの簡素化と家族も含め、支援から漏れないようにしてもらいたい」
「入院時にヘルパーを利用できるように」
「親が入院したときに支援が必要。これまで家族で解決すべきものと苦労してきた」
「心ある支援員に出会うこと重要」
「親が生きていても子どもの自立に早すぎることはない」

当事者の立場から以下のようなお話がありました。

「生後5ヶ月から施設で生活生活してきたが、Eテレのバリバラでいろんな生活があることを知り衝撃を受けた」
「支援学校の先生から卒業したらどうするの?働かないの?と言われ、その後、重度障がい者でも働ける会社あると知り入社でき、自立生活をするようになった」
「入園生活が長かったので自立生活は想像できなかったが、守られた環境ではダメになると思った。一人暮らしをするというと園の人は反対したが、やってみないとわからないのにと思った」
「子どもの時から親と離れて暮らしてきたので、親なきあとは経験済み。親の役割は、地域の人の自分の子どものことを知ってもらうこと、つながりをつくってあげることが解決の第一歩だと思う」

徳田・だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会共同代表は以下のように話しました。

「親なきあとの問題が解決しない大きな原因は、社会の側が重度の障がいがある子どもを見るのは親の責任だと決めてかかっていることにある。そして育てる親を美談の対象として、忘れ去ってしまうことが問題」
「条例をつくるときに1200人の障がい当事者や家族の声を聞いた。そのときに『がんばらんでいいという条例にして』という声が出た。そんなにいい親でなくていいと言いたい」
「本当に解決していくためには、子どもが独立した一人の人として社会のなかで生きる場を持っていることが大切。そのためには親が孤立せず、一人の人間として自らの人生を持ち、合わせて我が子が一人の人間として自立していく道をどれだけ自分が元気な間に築いていくかということがとても大事」「別府市では条例に基づいてつくられた検討委員会で6つの課題と10の施策を明らかにした。そのなかで、特にグループホームと地域社会でのつながりをどうつくるかが重要」
「可能な限り小さな単位、今の町内会の単位で、自分たちの地域にどんな人が住んでいて、その人はどんな特性があり、その人が社会で暮らしていく上でどんなことが求められているのかということを、自治委員や民生委員だけでなく、私たち一人ひとりが一緒にどれだけ考えられるか」
「別府はインクルーシブ防災に取り組んでいるが、その取り組み(個別避難計画作成等)をきっかけに自分たちの地域の障がい者を知りつながりを持つ、福祉関係者とのつながって地域福祉の中身をつくっていく」
「行政は本当に必要なこと、グループホームの設置や地域包括支援センター、障がい者相談支援センターの充実に予算をつけてほしい」
「青い芝の会の人たちが殺される側として『母よ殺すな』と呼びかけた。彼らは『われわれは答えを出さない』『答えは社会の側が出してくれ』と求めた。簡単に答えを出さず、これは私たち一人ひとりが考えなければならない課題だと、どれだけ多くの人に認識してもらえるかが大切だ」

 社会として、地域として考えていかなければならない問題だと思いました。

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2019年12月23日 12時01分37秒 in 障害者福祉
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2017年05月17日 12時14分58秒 更新

JR九州大分支社と意見交換

 4月25日、障がいのある人たちを中心にJR九州大分支社を訪問して「取り組み改善」について意見交換が行われました。

 主な要望は、
 ①駅や列車等のバリアフリー化
 ②バリアフリーに関する情報公開
 ③障がいのある人への対応(サービス)のあり方
 ④切符・予約・接続時間等の制度⑤協議・意見交換の場の設置-でした。

 回答は大分支社総務企画課・運輸課・営業課の課長が行い、
 ①バリアフリー化は国の方針にもとづいて3000人以上の駅について進めている
 ②バリアフリー情報はホームページで公開している
 ③対応(サービス)は、赤字なので鉄道ネットワークを維持するために効率化・無人化等進めている。各駅・支社に連絡していただければできるだけ対応したい
 ④自動販売機は改善を進めている。車いす専用席の予約は前日までに。100キロ未満、精神障がいの割引はJR九州6社で話し合わなければならない。接続時間は利用状況を検証して検討したい-などでした。

 意見交換では、参加者から
 「利用できない駅が多い、車いすの人は通路にいるしかないなど、快適に利用できない現状がある。合理的配慮が必要だ」
 「車いすで使いやすい列車やホームなど具体的な情報を伝えてほしい」
 「バリアフリーを進めれば使いたい人が多くいる」
 「無人駅には代替の制度が必要」「連絡しても夜間の対応は断られる」
 「相談窓口の一本化はできないのか」
など具体的な意見が出されました。

 JR九州は「厳しい状況」を説明しましたが、「事前に連絡があれば無人駅にも行ってサポートするので連絡してください」など、参加者の声を聞いてできるだけ要望に添いたいという姿勢は感じられました。(「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」資料より)

2017年05月17日 12時14分58秒 in 障害者福祉
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2017年02月16日 11時32分03秒 更新

第10回「ともに生きる」地域共生社会をめざす宇佐市民集会

 第10回「ともに生きる」地域共生社会をめざす宇佐市民集会が3月11日(土)に開かれます。
 講師はお笑いコンビの「松本ハウス」。メンバー自身の体験をもとに、「統合失調症がやってきた」をテーマに講演します。
 また、「ともに生きる」実践報告、映像上映として「“あったらいいな”からできたこと―宇佐市自立支援協議会の10年とこれから」などが行われます。

 日時 2017年3月11日(土)13時から15時50分

 場所 宇佐市 さんさん館 多目的ホール

 主催 宇佐市自立支援協議会

  参加費無料

 問合せ先 宇佐市福祉課障害者福祉係 電話0972-27-8141


2017年02月16日 11時32分03秒 in 障害者福祉
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2016年12月21日 10時34分06秒 更新

盛り上がった「福祉フォーラムinけんなん佐伯会場」!

 福祉フォーラムinけんなん(佐伯会場)は12月3日、佐伯市の和楽で約140人が参加して開催しました。テーマは「よき理解者を増やそう」。
  今年が15回目。障がい当事者や福祉関係者、教師、弁護士などでつくる実行委員会が準備を進めました。
 「障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例」についてだれもが安心して暮らせる大分県をつくる会の平野亙・共同代表が講演。また実行委員会が作成したビデオが上映されました。
 ビデオは佐伯市の障がい当事者の「マッチーとメグちゃん」が主演。佐伯駅、商店を訪問したり、市役所や銀行のバリアや住居の問題などを話し合う内容でした。わかりやすいと好評で、会場の雰囲気は盛り上がりました。
 今後、佐伯駅のエレベーター設置の働きかけや市条例制定の取り組みなど、具体的な取り組みにつながっていきそうです。
 インタビューに答えた佐伯駅長さんらも参加していました

2016年12月21日 10時34分06秒 in 障害者福祉
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2016年08月22日 12時39分38秒 更新

考えさせられました!-感じた嫌悪「いつか起きる…」 長男が障害持つ野田聖子衆院議員

毎日新聞で大切な問題提起の記事を読みました。
一人でも多くの方に読んでいただきたいと思い紹介いたします。

毎日新聞2016年8月17日相模原殺傷事件 感じた嫌悪「いつか起きる…」 長男が障害持つ野田聖子衆院議員
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 相模原殺傷事件 感じた嫌悪「いつか起きる…」 長男が障害持つ野田聖子衆院議員

 社会に与えた衝撃はあまりにも大きい。19人の命が奪われた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」殺傷事件。殺人容疑で逮捕された容疑者の常軌を逸した言い分に、絶句した人も多い。重い障害を持つ長男真輝(まさき)ちゃん(5)を育てながら国政で活動する自民党の野田聖子衆院議員は何を語るのだろう。【構成・吉井理記、写真・内藤絵美】

 −−植松聖(さとし)容疑者(26)は、事件前の同僚らとの会話や逮捕後の供述で「障害者は安楽死できるようにすべきだ」などと、障害者を大量虐殺したナチスに通じる差別的発言をしていると報じられています。

 野田氏 思うことがあり過ぎて、考えをまとめられていませんが……。率直に言うと、通り魔のような無差別殺人と比べて、私は意外性を感じなかった。「いつかこんなことが起きる」って。なぜなら息子を通じて、社会の全てとは言いませんが、相当数の人々が障害者に対するある種の嫌悪を持っていると日々感じてきましたから。

 −−社会の嫌悪、ですか。

 野田氏 息子は、心臓疾患や脳梗塞(こうそく)などで11回もの手術を小さな体で乗り越え、来年からは小学生になります。その息子の治療について、インターネット上にはこんな声もあります。ある人は「野田聖子は国家公務員だ。今、財政赤字で税金を無駄遣いしてはいけない、と言われている。公務員であるなら、医療費がかかる息子を見殺しにすべきじゃないか」と。これを書いた人は、作家の曽野綾子さんの文章に触発されたようです。

 −−確かに曽野さんは著書「人間にとって成熟とは何か」で、野田さんについて、<自分の息子が、こんな高額医療を、国民の負担において受けさせてもらっていることに対する、一抹の申し訳なさ、か、感謝が全くない−−>などと指摘していますが……。

 野田氏 私、曽野さんを尊敬していたから、読んだ後に頭が真っ白になって。要は障害があると分かっている子供を産んだ、その医療費は国民が負担する、ならば一生感謝すべきだ、と。私は何を言われても平気ですが、私が死んだ後、一体息子はどうなるのか、と慄然(りつぜん)としました。

 健常者と呼ばれる人たちの中には、「障害者の存在は無駄で、国に負荷をかける」と信じている人がいる。この国から障害者がいなくなることはあり得ないし、高齢化やら何やらで、今は誰もが障害者になる可能性があるのに。障害者は「可哀そうな存在」ではなく、将来「なるかもしれない自分を引き受けてくれている存在」だ、ぐらいの気持ちになってくれたらな。

「命ってすごいんだぞ」

 −−それにしても私たちが税金や国民健康保険料などを納めるのは、お金を納められない人も含めて「誰もが安心して治療や介護を受ける権利」を守り、享受するための当然の行為です。ある人に感謝されたり、肩身の狭い思いをさせたりする理由はない。日本は、そんな「成熟した民主国家」になっていた、と信じていました。

 野田氏 明治時代からなのか、小さい島国で資源もないせいか、日本人は「強さ」への憧れが強い。「強い何々」という言葉が大好きでしょ。これだけ高齢化して人口も減っているのに。コンプレックスの裏返しというか、自分たちが本当は強くないからこそ強くありたい、と。だから、生まれながらに強くあることができない人への「線引き」があるのかも。私も当事者になって初めて気づいた。

 −−植松容疑者のような考えの人に、野田さんだったらどう語りかけますか?

 野田氏 うーん。容疑者だけを悪者にして済ませればいい話ではない。病気に例えれば免疫力が低下した時に菌が入って病気に感染するように、誰もがそうなり得る。自分が幸せじゃない時に、しゅっとそんな思想が入り込んだりして……。でも私が嫌なのは、容疑者が大麻を使っていた、タトゥーを入れていた、病院に入っていた、という話ばかりが注目されること。措置入院のあり方などが議論されていますが、焦点は「手前の段階」と思います。

 −−違和感があるわけですね。

 野田氏 逆にお聞きしますが、この事件でなぜ被害者の名前が報道されないのでしょうか。被害者が生きてきた何十年という人生が、ないことになっているのでは。その人生を失った悲しみは、これで分かち合えるのでしょうか?

 −−「遺族が公表を望んでおられない」と警察が説明していることもあります。

 野田氏 優生思想的な考えを持つ人たちから、家族が2次被害に遭うからでしょう。変ですよね。だからこそ私は逆を行きたい。息子の障害や写真を公表したのもその思いから。国会議員にも家族の障害を隠す人がいるんじゃないかな。でも隠す必要はない。息子に誇りを持ってほしいとの思いもある。でも、本音を言えば私も息子も、いつ襲われるか分からないジャングルの中を歩いているような気分ですが。

 −−このジャングル、なくならないのでしょうか。

 野田氏 そんなことはない。考えてみてください。セクハラは昔は当たり前のように横行していた。そして女性は泣き寝入り。それが今は「それセクハラ!」って言えるでしょう。男の本音は昔と同じかもしれないけど、建前は変わりました。そこに意味がある。4月に障害を理由にした権利や利益の侵害、差別を禁じる障害者差別解消法が施行されました。これも社会を変えるためにようやく動き出したと感じています。

 −−政治にはまだまだできることがある、と。

 野田氏 そうです。私も嫌いな人はいます。誰しも心に毒はある。でも大人になるというのは、心の毒を見せないことだと思う。毒を隠し、建前を大切にできる。それが成熟した大人、国家です。

 −−野田さんのブログに登場する真輝ちゃん、相当なわんぱくですね。

 野田氏 家ではわがままなくせに保育園の女の子にはいいとこを見せたりね。安倍晋三首相のモノマネをするんです。安倍さんが朝、首相官邸に入る時に報道陣に手を上げる仕草をまねるだけですが。詳細は控えますが、石破茂さんのモノマネ、これは相当完成度が高いんです、アッハッハ。

 −−ぜひ見せてもらいたい。

 野田氏 ……容疑者にも知ってほしかった。命ってすごいんだぞって。ちょっと前まで体に17本ものチューブをつながれて生きていた子が、今は2本に減って、安倍さんや石破さんのモノマネして悦に入っているんですから。命の可能性の醍醐味(だいごみ)をもっと知ってほしかったと思っています。

■人物略歴  のだ・せいこ
 1960年生まれ。93年衆院選で初当選。郵政相や自民党総務会長などを歴任。2010年に米国で卵子提供を受け、後に結婚する男性と体外受精に挑み、11年に真輝ちゃんを出産した。


2016年08月22日 12時39分38秒 in 障害者福祉
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