佐伯市と津久見市の福祉フォーラムで上映され好評だった映画「いのちの作法」が7月3日、大分市の鴛野校区公民館で上映されます。益金は震災復興支援に寄付されるとのことです。
日 時 2011年7月3日(日)
会 場 大分市鴛野校区公民館 TEL097-567-4988(大分市立鴛野小学校 隣)
上映開始時間 1回目10:00~ 2回目13:30~ 3回目16:00~ 4回目19:30~(上映時間120分)
料 金 一般 800円/高大学生 300円/小中学生 100円(当日それぞれ200円増)
問い合わせ 鴛野校区公民館 TEL097-567-4988
シネマステーション大分 TEL 097-542-1185 担当海野
主 催 鴛野校区映画を見る会
その他 小さなお子さんをお預かりします。電話にてご予約ください。
佐伯市のフォーラムで観たときの感想(tomoniikiru)
「人間のいのちに格差があってはならない」「私は住民の命を守るために自分の命をかける」と決意した深沢村長を先頭に、国に先駆けて医療費を無料化し,乳幼児死亡率をゼロにした岩手県西和賀町(当時は沢内村)の現在のドキュメント。障がいがある人も、お年寄りも、赤ちゃんも、お母さんも、そして地域のいろんな人たちが、支え合う姿が描かれていました。
そのなかで私は,障がいがある娘が入所している施設を訪れた100歳になるおじいさんがうつむいて「私はもう少しだから後はよろしく」と言うと,施設の人は「大丈夫!ワークステーションがあるから大丈夫」と笑顔で応えたシーンが心に残りました。地域に「大丈夫」と言ってくれる人がいれば、悲しい心中事件はなくなるだろうと思えました。
そして印象に残った言葉の数々。「地域を孤立させない。住民を孤独にさせない」「子どもたちに寂しい思いをさせたくない」「国がやらなければ私たちがやる。国は後からついてくる」「集まる楽しさ」「人は、人の痛みを知らないと、人になれない」「伝えなければならないのは,人とのつながり、優しさ、思いやり」― 地域で暮らす人たちが,こんなにもあたたかくなれる。自分たちの地域を考えて,自分たちでつくっていける。そう実感できた映画でした。